花と器のフォトエッセイ
暮らしの中で花を楽しむ達人、flowers&leaves+livesさんの季節の花とあわせて楽しむ器、
そして暮らしのお話。
第十六話 「五月の花」
暮らしの中で花を楽しむ達人、flowers&leaves+livesさんの季節の花とあわせて楽しむ器、
そして暮らしのお話。
第十六話 「五月の花」
器あわせ
爽やかな風に揺れる花や緑が眩しい季節。
湿度が低く身体も軽やか、何をするにも気持ちの良い時です。
端午の節句にあわせて菖蒲を生けました。
優雅で端正なその佇まい、すっと伸び行く姿が印象的です。
器は縦の印象に合わせた籠の花器を選んでみました。
毎年思うことですがモダンで美しい花ですね。
花開いた後、あまり長くは楽しめないのが残念ですが、一輪目が咲き終わった後にも、うまく行けばきれいな二番花を咲かせてくれます。
ブーケに束ねたライラックの残りは壺形の花器へ。
土っぽい雰囲気もあるこの器、日本のものかと思えば海外からやって来たものなのだとか。
そういえば、どこかエスニックな雰囲気も感じられます。
ざらりとした風合いや色合い、水に濡れると変化する肌の表情……
無骨な雰囲気もありますが、こんなピンク色も優しく受け止めてくれる器がとても気に入っています。
土っぽい雰囲気もあるこの器、日本のものかと思えば海外からやって来たものなのだとか。
そういえば、どこかエスニックな雰囲気も感じられます。
ざらりとした風合いや色合い、水に濡れると変化する肌の表情……
無骨な雰囲気もありますが、こんなピンク色も優しく受け止めてくれる器がとても気に入っています。
日々のテーブル
和室前の青もみじ、小さな花を咲かせた後はますます枝葉を伸ばし、5月の溢れる光を浴びながらキラキラと輝いています。
時折伸びた枝をカットして、夏櫨(なつはぜ)や山吹などと共に大ぶりな花器へ生けてみたり、季節の花と一緒にアレンジメントをしたりと楽しんでいます。
テーブルの上でも少し、箸置きにあしらってみました。
そら豆と海老の組み合わせはこの季節になると天ぷらやマリネなどにもよくしますが、この日は白和えにしてみました。
タラの芽など山菜の天ぷら数種と一緒に、春の名残と初夏の訪れを食卓で。
季節を感じられる日々のテーブルつくり、私の楽しみでもあります。
庭の植物観察
庭の大手毬が今年もたくさん花を咲かせました。
5年ほど前、植えた時にはほんのりピンク色をした花だったのですが、植えた場所のせいか、今では白い花が咲きます。
ひと枝、リビングに生けてみました。
艶やかな花器のブルーグレーに大手毬の白がよく映えます。
ちなみに和室前の山紫陽花も然り。
植えた当初のシックな赤い花は今ではブルー系に変わりました。
もちろん土などの環境による影響が大きいのですが、再び季節が訪れるたびに見せてくれる新たな風景は面白くもあり、また楽しみでもあり……
オーストラリアンローズマリーはただいま満開。
ブルーのような、パープルのような小花たちがとても可愛らしいです。
山紫陽花もいよいよ色づき、アナベルも小さな蕾を膨らませています。
草木がぐんぐんと成長し、活気溢れる季節。
雨の季節も隣り合わせの今ですが、そんな季節の順繰りも楽しみながら、夏への心構えもすこしづつしてゆきたいと思います。
ブルーのような、パープルのような小花たちがとても可愛らしいです。
山紫陽花もいよいよ色づき、アナベルも小さな蕾を膨らませています。
草木がぐんぐんと成長し、活気溢れる季節。
雨の季節も隣り合わせの今ですが、そんな季節の順繰りも楽しみながら、夏への心構えもすこしづつしてゆきたいと思います。
flowers&leaves+lives
フラワーコーディネーター資格取得後、ホテルでのブライダルフラワー、自宅やギャラリーなどでのワークショップ主催を経て現在は暮らしの中で楽しむ花を提案しています。