品質 Quality

品 質
Quality

品質 Quality

品 質
Quality

花の品質は
長い歴史と人のつながりから

第一園芸が取り扱う商品には、
市場の仲卸から仕入れるものと
直接市場で買いつけるものがあります。
仲卸は、取り扱う花卉(花物・葉物・実物)の
生産地・生産者はもちろんのこと、
花の大きさ、色、茎、成長を見極め、
用途や目的に応じた卸しをします。
第一園芸は、
その歴史を1898年に三井農園としてスタートし、
1951年から一般花卉販売を開始し、
70年以上にわたる事業の歴史の中で、
仲卸との強固で深い信頼関係を作ってきました。
第一園芸が販売する花や植物が、
贈る方にも贈られる方にも
ご満足いただける品質を保ち続けるためには、
市場関係者や仲卸との安定した、
そして長く続くお取引が不可欠です。
仲卸は花の種類や品種ごとに
長年の経験と知見があり、
私たち第一園芸の求める品質を熟知しています。
また市場での直接買いつけにおいても、季節や時期、
仕入れる量について
豊富な知識と予見を社内で蓄えています。
花の品質、とひとことで言っても
その裏付けや安定したクォリティの確保には
多くの年月と経験が必要だと私たちは考えています。
そしてそれは人とのつながりであり、
花を大切に思う長く続いている時間の積み重ねが
生み出すものだということを私たちは知っています。

品質のフィードバックは
毎日の五感

仕入れた花や緑について、私たち第一園芸の社内では
毎日フィードバックを行います。
週に3回行う仕入れの後、
社内では店舗でもECサイトでもその花や緑について、
私たちのデザインやアレンジに相応しい物であるか、
贈るお客様、贈られたお客様に
ご満足いただける品質であるかを確認し、
担当者間でその情報共有を行います。
花は生き物であり、二つとして同じものはありません。
だからこそ、その品質に対する真摯な識別眼と評価は
私たちが第一園芸として
守るべき基準や美しさを保つために
とても大切にしていることです。
社内でのフィードバックは
仲卸や市場関係者に対しても連携され、
この積み重ねこそが
「第一園芸がお客様に提供したいもの」を
関係者一同が共有することができる
唯一の方法だと私たちは考えています。
例えば、ホテルの装花を担当する部署からは、
季節や気温で変化する色合いについて
高い要求が寄せられます。
店舗からは、お客様がお持ち帰りになる環境や
配送時の振動にも耐えられる
しっかりとした花付きや茎を求められます。
ECサイトの部門からは、
お客様からいただいたコメントや
感想に応じた細かい指摘が多く上がります。
お客様からいただくフィードバックは
私たちの何にも変えがたい財産です。
長い年月にわたり
お客様からいただいたご評価や感想、
時にはお叱りの言葉が
私たちの基準を作り、
毎日のフィードバックの支えとなっているのです。
私たちがブランドを保ち続けることができるのは、
お客様がいらっしゃるからこそ。
その思いをいつも持ち続け、
毎日花や緑と向き合い
五感を研ぎ澄ませて品質に向き合っています。
ECサイトの制作風景
ECサイトの制作風景
店舗での販売の様子
店舗での販売の様子

カッターを使うということ

仕入れた花の品質を保ち、
少しでも長い時間その美しさと
可憐な姿を愛でていただくために、
私たちがこだわっているのは
植物の手入れに「カッター」を使うことです。
仕入れた花に最初に行うのは「水揚げ」。
水揚げは茎から水を吸い上げるために
施す作業であり、
ここでの作業が花の長持ち度合いを決めます。
茎はいわばストローのようなものが
束になっている構造であり、
茎を切るということは
このストローのような機能を活かしたまま、
水を吸い上げる力を花に残してあげることです。
ハサミを使うと、
茎を「ねじり切って」しまうことになり、
茎が水を吸い上げる力を削いでしまいます。
私たちは適切にカッターを使いこの水揚げを行います。
カッターの刃を頻繁に交換することで
切断面を潰さずに残すことができます。
そして時間が経過した際に行う
「切り戻し」についても、
鋭利なカッターを用いることで、
水に触れる茎の「ストロー」を痛めずに
新しい組織が水を吸い上げることが
できるようにします。
同じような機能を持つ
「ハサミ」と「カッター」ですが、
これが第一園芸が「カッター」を使い続ける理由です。
花の生命力を最大限に引き出し、
美しさと可憐な姿を一日でも長く
保つことができるように私たちができること。
小さな違いが大きな差を生み出すことを、
私たちは知っています。
水揚げ作業の様子
水揚げ作業の様子
なくてはならない道具「カッター」
なくてはならない道具「カッター」