
お歳暮を贈るお相手
お歳暮は、日頃お世話になっている方への、今年一年間の感謝と来年の挨拶も兼ねた贈り物です。
上司や取引先、離れて暮らしている両親や親戚、お稽古の先生や親しい友人などに贈るのが一般的です。
尚、お歳暮は毎年継続的に贈ることを前提で贈るものですので、その年に特にお世話になり、一度だけ贈る場合はお歳暮としてではなく、「お礼」として贈るのがおすすめです。
日本各地のお歳暮をお届けする最適な時期
東日本 | 11月下旬から12月20日頃 |
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西日本 | 12月13日から12月20日頃 |
沖縄 | 12月初旬から12月25日頃 |
地域によって送る時期が異なりますので、送り先を事前に調べて送付するのがベターです。
最近では年末の忙しい時期をさけて11月に入ってから早めに挨拶をする方も増えてきています。
遅くても12月20日頃までに到着するよう贈るのが良いでしょう。
メッセージカードについて
年内お届けの場合、通常紅白の水引の熨斗に表書きを「お歳暮」とします。
メッセージカードをつける場合は「今年もお世話なりました。」などと記載し、一年のお礼を言葉にしてお伝えしましょう。
ご予算の目安
特に決まりはありませんが、3,000円台~5,000円くらいが一般的です。
特にお世話になっている相手の場合には、5,000円~10,000円がとする場合が多いようです。
ただし、あまり高額になりますと相手にご負担をかけることもありますので、考慮が必要です。
お中元を贈っている相手にお歳暮を贈る場合は、来年もよろしくお願いしますという意味合いで、お中元よりも2割程度値段を高めに設定する傾向があります。
◇お歳暮を贈るのが遅くなった場合
御年賀または寒中御見舞として贈る場合もあります。
喪中の場合、御年賀はお祝いの意味合いがありますので、避けた方が良いでしょう。
<御年賀>
松の内の期間に送るのが一般的ですが、地域によって松の内の期間が違う為、事前確認をしましょう。
関東 | 1月1日から1月7日まで |
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関西 | 1月1日から1月15日まで |
<寒中見舞い>
松の内の期間が終わった後、2月3日までに送るのが良いでしょう。
ご自身・お相手が喪中の場合
相手の方が喪中の場合、一年の感謝の意味ですのでお歳暮を贈るのは問題ありませんが、御葬儀直後(49日まで)は避けた方が良いでしょう。
この場合の熨斗に関しては、紅白の水引は使用せず、白のかけ紙に表書きをお歳暮とし、名前のみとするのが一般的です。
故人宛のお歳暮は、お世話になった方であっても贈るのは避けたほうが無難です。
また、ご自身が喪中の場合もお贈りすること自体に問題ありませんが、中には喪中の方からお歳暮を頂くことを忌み嫌う場合もありますので、事前に先方に確認を取ったほうが良いかもしれません。
お歳暮をいただいたら
お礼状を書くのが一般的です。
親しい友達や身近な人の場合は、電話やメールでも構いません。
これはお品物を頂いた事に対しての挨拶なので、お歳暮が届いてから遅くとも3日以内を目安にして、早めのご連絡をするのが望ましいです。
尚、お歳暮はお祝いの品ではない為、お返しは基本的には必要ありません。