
ぶどうとは
鉢植えのブドウは比較的育てやすく、収穫が楽しめる果樹のひとつです。最近では小粒から大粒まで多くの種類が作られるようになりました。
科名:ブドウ科ブドウ属 原産地:オセアニアと南米を除く全世界
英名:Grape
分類/形態 | 果樹/つる性落葉樹 |
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耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
収穫期 | 8月~10月上旬 |
ぶどうの置き場所
戸外の日当たりの良い場所で
日当たりや風通しの良い場所を好みます。
梅雨の時期は病気にかからないよう、雨の当たりにくい明るい場所に置きましょう。
一般的なブドウは7℃以上あれば十分に栽培できます。中でもデラウェアは耐寒性が強く、-5℃程度までは戸外で越冬が可能です。
ぶどうの水やりについて
開花中は水を切らさないように

土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。水やりは水場などの水を流せる場所で行い、ほどよく水が切れてからもとに戻します。鉢底から出た水が、鉢皿やセロファンなどに溜まったままにはならないように注意します。
夏場は朝夕の2回以上、冬場は週に1~2回のペースで与えます。特に夏場は水を切らすと葉が傷み、葉が枯れる恐れがあるので注意してください。又、実がついている時期も同様に注意が必要です。
ぶどうの肥料の与え方
冬と夏前に2回、肥料を施します
11~1月に市販の緩効性肥料や油粕などを与えてください。5~6月には、市販の液体肥料を月に2~3回与えると実つきがよくなります。
< その他のお手入れ① > “摘果”を行いましょう
“摘果”とは、実(房)を小さなうちに適量に間引いて、充実した果実をつくる作業のこと。
4~5月頃に小さな白い花が咲き、6月頃より実が生りだします。より良い実を育てるためには、6月下旬~7月頃に摘果します。
デラウェアなどの小粒タイプのものなら5~8房、巨峰などの大粒タイプのもので3~5房を目安に残します。また、一房の中で特に小さな粒や傷のあるもの、重なり合って混み合っている粒などを取り除くと、栄養分が分散せず、より充実した実が期待できます。

< その他のお手入れ② > 植え替え・地植えを行いましょう
2年に一度、ひとまわりくらい大きな鉢に植え替えをしましょう。暖かくなってきた3月~4月頃が植え替え時です。
赤玉土と腐葉土を混ぜ合わせて使うのが効果的ですが、市販の「果樹」専用用土が手軽でお勧めです。
同様に市販の 元肥用化成肥料(粒状)を土に混ぜ込んでから植え付けしましょう。また、庭などに直接植え付ける地植えも可能です。日当たりが良く、排水の良い場所が適しています。