
ペラルゴニウムとは
ゼラニウムの仲間で、春から初夏にかけて可憐な花をたくさん咲かせます。
ゼラニウムにはない花色や斑紋、ビオラに似た小輪花など多彩な品種を楽しめます。
植物学上ではフウロソウ属(ゼラニウム)から分離したテンジクアオイ属(ペラルゴニウム)を指しますが、園芸上では、多くは属名ではなく「四季咲き性」をゼラニウム、「一季咲き性」をペラルゴニウムと区別しています。
科名:フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属) 原産地:地中海沿岸
別名:天竺葵(テンジクアオイ) 英名:Pelargonium
分類/形態 | 草花/一季咲き多年草、一年草 |
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耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
開花時期 | 4月~7月中旬 |
ペラルゴニウムの置き場所
日光を好む植物です
日当たりの良い戸外や、明るい窓辺などで育てます。湿度や高温に弱く、雨に当たらないように注意し、なるべく風通しの良い場所で管理しましょう。夏は強い日差しを避け、西日の当たらない風通しの良い半日陰で管理します。冬は霜に当たると枯れてしまうので、軒下や室内に取り込みましょう。
ペラルゴニウムの水やり
土の表面が乾燥してから水を与えましょう
土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。ペラルゴニウムは蒸れや多湿に弱く、乾いた環境を好みます。鉢底から出た水が、鉢皿やセロファン等に溜まったままにならないようにしましょう。ただし、極度の乾燥は落葉の原因となるので、特に開花中は水切れに注意しましょう。
ペラルゴニウムの肥料の与え方
肥料は春と秋に与えます
生育期の3~6月頃と9~11月頃に、粒状の化成肥料を与えます。その際、植物に肥料が直接触れないように、土の表面の鉢の縁側へ置いてください。
咲き終わった花は早めに摘み取りましょう
咲き終った花をそのままにしておくとカビや病気の発生の原因になります。
花が終わったら剪定しましょう
次の花を咲きやすくするために剪定を行いましょう。
植物の茎や枝を切り詰め、樹形や花付きを良くします。
一通り開花が終わったら、形を整え風通しを良くするために、できるだけ早い時期に剪定を行います。花を咲かせていた細い枝より下の太い茎で、大きな葉のついた節の少し上で切ります。この際、各枝に1、2枚ほど葉を残しておきましょう。
新芽が伸びた9~10月中旬頃にもう一度、形を整える程度に剪定を行い切り揃えます。
