
カーネーションとは
カーネーションの歴史は古く、17世紀には既にイギリスやオランダで300種類以上の品種があったといわれています。日本には江戸時代初期に輸入され、当時はオランダ語の「アンジャベル」と呼ばれていました。
現在では色・形・品種も豊富で、切花や鉢物として世界的にポピュラーな植物となっています。
カーネーションと言えば母の日の代表的な花です。"母の日 "の起源は世界中でも様々ですが、カーネーションがシンボルとなったのは、1908年にアメリカの女性が、亡き母へ、好きだった白いカーネーションを贈ったことが始まりと言われています。
科名:ナデシコ科ナデシコ属 原産地:地中海沿岸 英名:Carnation
別名:オランダ撫子、麝香撫子(ジャコウナデシコ)、オランダ石竹(オランダセキチク)
分類/形態 | 草花/多年草 |
---|---|
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
開花時期 | 四季咲き性(主に4月~6月) |
カーネーションの置き場所
日当りが良く、涼しい場所が適しています

開花中は、戸外か日当りの良い窓辺など、明るい場所に置きましょう。日光が不足するとツボミが咲かず、葉が黄色く変色してしまう場合があります。
夏は軒下など、風通しが良く涼しい場所で管理しましょう。
冬は室内の明るい場所に置きます。日中は、日当りの良い窓辺で管理し、夜間は厚手のカーテンを引いたり、窓から少し離すなど、冷気に当たらないように注意します。
カーネーションの水やり
鉢の形状によって、水の与え方が異なります

①普通鉢
通常の植木鉢と呼ばれる、鉢底に穴のあいたタイプの鉢です。バスケットなどの鉢カバーに入っている場合は、一度鉢を取り出してから行います。土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。カビや病気の原因になるので、花・葉などに水が直接かからないように注意しましょう。ほどよく水が切れてから元に戻します。冬は暖かな日中に、夏は午前か夕方に与えるようにしましょう。
②底面給水鉢
鉢底の受皿に水を溜め、吸い上げて吸収するように設計された鉢です。受皿に溜まった水量を見ながら水を補給します。受皿ではない、二重鉢タイプのものは、水量が見えにくいので水切れに注意します。
受皿には、2/3程度水が溜まっている状態を満水とし、減ってきたら足しましょう。月に1~2回程度、受皿を外し、土の表面より鉢底から流れ出るくらいたっぷりの水を与え、根に溜まった老廃物を洗い流しましょう。ほどよく水が切れたら再び受皿をセットし、新たに水を溜めます。万一、水切れを起こし植物全体がぐったりとしてしまった場合も同様の手順を行います。
カーネーションの肥料の与え方
春と秋に肥料を与えましょう
生育期の春と秋に粒状の化成肥料を与えます。その際、植物に肥料が直接触れないように、鉢の縁の方へ置いてください。(これを「置き肥」といいます)
中が空洞の蕾や、小さな蕾を摘み取りましょう
カーネーションの特徴として、残念ながら一株に付く全ての蕾を咲かせる体力はありません。触ってみて中がスカスカした空洞の蕾や、極端に小さな蕾を摘み取ってあげることで、他の充実している蕾に栄養が行き渡り、健康的に開花します。

咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。そのままにしておくとカビや病気の発生の原因になります。また、茎のつけ根や株の奥は光が当たりにくく、葉が変色する場合があります。生長に影響はありませんので、変色した葉は早めに取り除きましょう。
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