
におい桜とは
ヒマラヤから中国・雲南省の、標高1300m-2500mの高原に自生します。桜のような淡いピンクの花が美しく、優しい芳香を楽しめるため、秋~冬にかけ花鉢として人気です。なかでもアッサム地方原産の品種が「アッサムにおい桜」の名前で流通されます。
科名:アカネ科ルクリア属 原産地:ヒマラヤ~中国雲南省
別名:ルクリア 学名:Luculia
分類/形態 | 庭木・花木/常緑性低木 |
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耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 弱い |
開花時期 | 11月~12月 |
におい桜の置き場所
涼しい場所が好きなヒマラヤ原産の植物
秋~冬にかけては、南向きの窓辺など室内の明るいところに置きましょう。耐寒性は多少ありますが、鉢植えの場合は温室で育てられたものがほとんどなので、真冬の寒さには耐えられません。最低温度は5℃程度を目安に維持しましょう。
春、暖かくなってきたら、日当たりが良く風通しの良い戸外に移動します。夏の高温や直射日光は葉のしおれや変色を引き起こす原因となるので、熱風などが直接あたらない涼しい日陰で9月いっぱいまで管理しましょう。
日の長さが一定より短くなる(夜が長くなる)と花芽をつける性質があります。(短日植物)9月頃からは、夜間必ず暗くなる場所に置くようにしましょう。
におい桜の水やりについて
乾き気味が水やりのポイント
過湿を嫌う植物です。水の与え過ぎで常に土が湿った状態でいると、葉が黒ずんだり全体的にぐったりと元気がなくなり、枯れてしまう場合があります。
水やりは戸外や水場など、水を流せる場所で行いましょう。バスケットなどのカバーに入っている場合は、一度鉢を取り出してから行います。土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
におい桜の肥料の与え方
花が咲いている間は肥料を与えません
冬、花が咲き終わった後から月に1回、液体肥料を与えます。春~秋は、土の上に粒状の化成肥料を与えます。その際、植物に肥料が直接ふれないように、鉢の縁の方へ置いてください。
< その他のお手入れ >植え替えについて
5月上旬に植え替えをしましょう
根をほぐし過ぎないように注意し、市販の花鉢に適した用土を使用します。この時、元肥(土の中に予め混ぜておく肥料)は必要ありません。植え替え後、1ヶ月ほどしてしっかりと根が張り始めてから、粒状の化成肥料を与えてください。
6月以降に枝を刈り込むと、花が咲かなくなるので注意しましょう。