「旬の花を知る」
日本一の花市場、大田市場に集まる旬の花や最新品種をご紹介。知っていると花選びが楽しくなる、そんなお話です。
秋田県のオリジナルダリアのお話。
第九話 「NAMAHAGEダリアと大曲の花火ダリア」
大曲の花火ダリア「顕芯(けんしん)」
□学名:Dahlia □分類: キク科 ・ ダリア属□和名:天竺牡丹(てんじくぼたん) □原産地:中央アメリカ
□花言葉:華麗、優雅、気品、dignity(威厳)、elegance(優雅)など
NAMAHAGEパール
ダリアの歴史栽培の歴史は古く、15世紀頃のアステカ帝国で神聖な花として栽培されていたといわれています。
その後、18世紀後半にメキシコからスペインにダリアの種が渡って以来、品種改良が行われ、多種多様な花色、形のダリアが作られています。
多種多様な花
ダリアは花の大きさや形などで分類され、大きさにおいては直径が30cm以上になる超巨大輪から3cm以下の極小輪まで様々なサイズが存在します。
花の形も豊富で、アメリカ・ダリア・ソサエティによると21種の形があるとされています。
また、カラーバリエーションが豊富で赤、オレンジ、茶、黄、白、ピンク、紫などに加え、絞り(刷毛で線を入れたような柄)や花びらの縁の色が異なるものなどもあり、バラやチューリップと並んで最も花色の多い植物です。
ダリアは花の大きさや形などで分類され、大きさにおいては直径が30cm以上になる超巨大輪から3cm以下の極小輪まで様々なサイズが存在します。
花の形も豊富で、アメリカ・ダリア・ソサエティによると21種の形があるとされています。
また、カラーバリエーションが豊富で赤、オレンジ、茶、黄、白、ピンク、紫などに加え、絞り(刷毛で線を入れたような柄)や花びらの縁の色が異なるものなどもあり、バラやチューリップと並んで最も花色の多い植物です。
NAMAHAGEチーク
名前の由来ダリアの名はスウェーデンの植物学者、アンドレアス・ダールの名前にちなみ「ダリア」と名付けられました。
日本には1842年にオランダから長崎に持ち込まれたのが始まりであり、外国から伝わった珍しい物につけられる天竺という名と、牡丹に似た花であるとされたことから「天竺牡丹」という名前が付けられました。
NAMAHAGEエポック
ジョセフィーヌが愛した花ナポレオンの妻であったジョセフィーヌはバラとともにダリアを好みました。珍しい品種を栽培していたところ、そのダリアを欲しがった貴族が手下にダリアの球根を盗ませるという事件が起こります。
盗まれたダリアは貴族の庭でたくさんの花を付け、それを知ったジョセフィーヌは激怒し、貴族と庭師を追放、そしてダリアに飽きてしまったとされています。
そのため、この事件が由来して、ダリアには「移ろ気」、「不安定」、「裏切り」といった花言葉が付いたとされます。
NAMAHAGEノアール
NAMAHAGEダリアこのユニークな名前を持つこの花は、世界的に著名なダリア育種家である秋田国際ダリア園の鷲澤幸治さんと秋田県が共同開発した秋田県のオリジナルダリアです。
ネーミングの由来は秋田県を連想させ、ダリアの豪華さに負けず、一度聞いたら忘れられないインパクトのある名前として「NAMAHAGE」と名付けられました。
現在のラインナップは30品種あり、これからも新たな品種が次々とデビューする予定です。
大曲の花火ダリア「紫銀乱(むらさきぎんらん)」
大曲の花火ダリア「八重芯(やえしん)」
大曲の花火ダリア秋田県大仙市の名物「大曲の花火」にちなんで開発された、花火をイメージした新品種。
それぞれの花には、花火にちなんだ風情のある名前が付けられ、「大曲の花火ダリア」としてシリーズ化に取り組んでいます。
NAMAHAGEクリムゾン
鷲澤幸治さんのこと鷲澤さんはダリアの世界で知らない人はいないと言われるほどのダリアの育種家であり、功労者。
開発した品種はご本人ですら数えきれないとのことですが、現在国内で流通しているダリアの7割以上が鷲澤さんが開発した品種です。
ダリアの花を買ったら
ダリアは茎が空洞になっているため、水が下がりやすい花です。
花をより長く楽しむために、水は毎日交換し、その都度茎を少しカットしてください。また、葉がたくさん付いている場合は上の数枚を残して取り去った方が水上がりが良くなります。
また、花びらがやわらかく、ふわっと咲くため、どうしても外側の花びらから縮れて行きます。
その時は花びらを抜かずに、ハサミで傷んだ部分をカットすると、他の花びらが抜けずにまた花を美しく楽しむことができます。
ダリアは茎が空洞になっているため、水が下がりやすい花です。
花をより長く楽しむために、水は毎日交換し、その都度茎を少しカットしてください。また、葉がたくさん付いている場合は上の数枚を残して取り去った方が水上がりが良くなります。
また、花びらがやわらかく、ふわっと咲くため、どうしても外側の花びらから縮れて行きます。
その時は花びらを抜かずに、ハサミで傷んだ部分をカットすると、他の花びらが抜けずにまた花を美しく楽しむことができます。
取材協力:株式会社 大田花き、秋田県